回廊の外で、娘が傷ついた一頭の鹿を見つけた。足をけがしているように見えた。地面が濡れているにもかかわらず、座り込んでいる様子はなんだか元気がなさそうだった。
体の大きさからしてまだ若い鹿のようであったが、大仏様を拝観し終わった後、再びそこを通るとぐったりとして横たわっていた。誰があげたのか、鹿せんべいが一枚そばに落ちていたが、その鹿は眼を見開いて天を見上げていた。 かわいそうだが、どうしてやることもできなかった。
せめて、大仏様のお膝元で、今頃は安らかに眠っていてくれることを願うばかりだ。
DATE: 2005/02/20 13:05:45 CAMERA: Canon IXY DIGITAL 500; f/7.1 7.4mm 1/160s
